飲んで食べて、そりゃもう大宴会状態。
広い庭に10人は少ないかもしれないけど、普段最高で4人しか集合しないこの地帯では充分な賑わいとなっている。
終いにはミミやニャミが歌いだして、周囲が乗っていたりする。
ポップンで聞き覚えがあったり、この世界のテレビで聴き覚えがある曲だったりしたから、非常に乗りやすかった!
手拍子やら合いの手を入れたり、リュータも結構ノリが良いから一緒になってラップ入れて。
…早すぎて舌噛んでたけど。(俺も人の事言えない。流石にラップは難しくてできなかった)
向こうの方の席でユーリが「この面子とこの騒ぎでは、まるでポップンパーティーのようだ」と零したのを聞いて、俺は何となく嬉しかった。
このメンバーの輪に入りきれていないと感じてたわけじゃないけど、ポップンのメンバーばっかり集まってるこの中で、ようやく仲間になれた気がしたからだった。
自鳴琴・17
夕食はいかが?・中編
〜フェイントとエスコート〜
「えー、君歌わないの?」
「ゴメン俺音痴なんだ。しかも音楽関係の人がこんなに集まってる場所じゃ更に歌えない」
「そんなの関係ないのにー」
「いやいや、遠慮…ってか駄目。鼓膜の安全を確保したいなら俺のジャイ●ン級の歌唱力なんて耳にしちゃ駄目」
あくまで拒否する俺に、ミミとニャミはぷくっと膨れた。(可愛い・・・)
ほっぺ突っつきたい衝動に駆られつつそれを堪えて、満腹指数がそろそろ限界に来そうな胃へ玉ねぎを押し込む。
この串で食べるのは終わりにしよう……
「しょうがないなぁ、じゃあ君の代わりにリュータ!!歌って!!」
「俺かよ!」
「拒否権なーし!さんはいっ!!」
素早く思考を切り替えてリュータに振ったミミニャミは、楽しそうにバックミュージックを歌いだす。
ポエットがそれに合わせて手拍子をした。
仕方なくリュータは(思い出しつつなのか、視線を斜め上に上げながら)歌い始めた。
「…お前本当に音痴なのかよ」
不意に自分の隣から小さく聞かれて、ぱっと振り向く。
MZDがのんびり寛ぎながらニヤリと笑みを浮かべてこっちを見ていた。
「だったら?」
「聞き応えがありそうだから今度歌ってもらう」
「……違ったら?」
「とりあえず理由を聞き絞る」
「・・・」
意地悪なのは顔だけじゃないんですね神様。(失礼)
「いや、精魂込めて尋問されなくとも答えるけど。……ほら俺、一応声域が…」
「んー、まぁそんなこったろーと思ったけど」
じゃあ聞くな!!
まったく、何だこの無駄に凶悪な掛け合いは。脅すのも大概にして下さいグラサン神。
そう、俺が遠慮した理由は声域にある。
いくら男装してるからって男の声が出せるわけがない。
普段話してる分には「中性的だ」で済むかもしれないけど、歌えば高音しか捻り出せないし。
俺が本当に音痴かどうかはどっかに置いといて。(コラ)
ふぅ、と一息ついて、食べ終わった後の串を皿に置く。結構食べたなぁ。
そして紙コップに入っていたオレンジジュースを一気飲みする。
うむ、本日はこれにて打ち止めじゃ!!
「………あ」
「?」
またもや隣から声が聞こえて、俺は首を傾げながらそっちを見た。
「お前それ…」
「え?」
MZDがちょいちょいと指をさす。
その先にあるのは………俺が今置いた紙コップ?これが何だって……
……………、
あれ?俺に近い方にもう1個コップがある。しかも中身は飲みかけ。
……もしかしてこっちが俺ので、今飲んだのは―――
「―――――!!!」
声なき声で叫びを上げる!!
ちょちょちょちょっと待った、今の今の、これって……
「実に堂々とした間接キスだったな」
爽やかに言う事じゃねぇよMZDー!!!
よりにもよってMZDのと自分のを間違って飲んじゃうなんておいしいけどこんなに間近に本人が居たら超焦るじゃないかこんちくしょう!!
「あ、う、わ、はわわわわ、これはその、他の人の紙コップには名前が書かれてるけど自分のには書いてなかったしMZDも書く前に持ってったしで見分けが付かなかったからで、しかも中身が同じオレンジだったし、その、あ、あぅあああああぁ…っ」
「ふーん?いいけど」
頭がパープリンになるくらいパニックに陥りかけていると、MZDはするりとサングラスを外してテーブルに置いて………
「…別に俺は直接でも構わねぇし?」
中学生くらいの少し幼い顔立ちをしてるくせに、口調と表情は妖艶。
細められた瞳がなぞる様にこちらを見て、それからテーブルに手をついてぎゅっと距離を縮めてきた。
隣の席に居て元々近かったその距離は、あっという間に呼吸が感じ取れるような近さへ。
いきなりの事で全然対処が出来ない俺は、焦点を虫の飛び方のようにうろちょろさせて、息を止める。
自分の呼吸が相手にかかったらと思うと止めるしか……
直接、の意味を混乱する頭で考えて、余計に頭が真っ白になって、それでも段々MZDの顔が近くなって―――
『ごん。』
……じわじわと痛む頭。
急に離れたMZDの顔。
「あっははは!!冗談だっての!!お前反応面白すぎっ」
腹を抱えて笑い出す中学生MZD。
数秒何が起こったのか把握できなかった俺は、鳩が豆鉄砲を食らったような顔を(多分)して、ようやく自分が頭突きを喰らったことを知って、っていうかさっきまでのありとあらゆる恥が頭の中を巡りまくって、
「うがえぉおあぅああぁう!!」
ぷっつりと切れた。
「!?どうした?」
「君!?」
「何事?」
歌まで止まって、その場はプチパニック。
俺はもうそんなのお構い無しに混乱しまくって椅子から立ち上がって、庭を駆け抜けた。
そりゃもうマッハの勢いで。
が城の角を曲がって姿を消して、一同は静まり返った。
「……神、何したの?」
の一番近くに居たMZDをミミとニャミが疑わしげに見る。
が、当のMZDはサングラスを掛け直しながら、
「さーねぇ」
と呑気に答えるのみ。
この神の事だから悪意のある攻撃をした訳ではないだろうが、悪戯程度ならあり得る話だ。
とりあえずを追いかけるか否かを一同が少し考えて、
「「「俺が行く(っス)」」」
トリプルで声がハモった。 六とアッシュとリュータだった。
世話好き三人組みである。
しかしまさかこの場面で意見がダブるとは思っていなかった為、各々何となく黙る。
MZDがそんな三人を見て含み笑いを洩らした。
「では、私が行こう」
どうも収拾のつかなさそうな状況を見かねて、ユーリが立ち上がる。
「本来は元凶が行くべきだとは思うがな」
「まぁそんな事言うなって。どーぞいってらっしゃい」
「……」
柳眉を少し寄せてMZDを一瞥した後、ユーリはの後を追った。
***
し、しまった…!!
あんな事があったからついつい逆上して逃げちゃったけど、これじゃ戻るに戻れないじゃないか…!
叫ぶだけ叫んで猛スピードで退散したなんてそんな、俺はアン●ンチ食らわされて吹っ飛ばされたバイ●ンマンか。
広大な玄関ホールの隅っこで頭抱えてうずくまっていると、さっきの場面がいらん程リピートされてくる。
そんなに繰り返さなくてもいいじゃないかマイ脳ミソ!!
最早思考回路は〜ショート寸前♪状態だ。
何だ何だ、俺って結構ヲトメな部分残ってたんじゃないかこんちくしょー!!
悪いか!あんな真剣な顔で迫られるのは初めてだ!!(自分だけで開き直るな)
このままの勢いだと一人でムンクの「叫び」やりだしそうな状況の真っ只中で、俺は一つの音を聞きとがめた。
玄関の外まで誰か歩いてきてる。
いやいやいやちょっと待て!?俺って今顔赤いんじゃないか!?
MZDにからかわれたのにプラスして超目立ちながら逃走劇かましたから…!
っていうかこっちに近付いてるのがMZDだったらどうしよう!
笑われるに決まってるじゃないか!!それこそ某写真取りまくるピンクの服の人みたいに。(そんなにか)
に…… 逃 げ な け れ ば っ
俺は、まるでダンスホールのようなだだっ広い玄関の中を廊下に向かって再び猛ダッシュした。
…って、あれ?
廊下も真っ直ぐ正面にしか伸びてないから、もしかして結局逃げても姿は隠せないんじゃないか…!?
いっそその辺の柱の裏にでも隠れようか。
等と迷っていると、
『ギィ…』
「ここに居たのか」
「ギャー!!!」
入ってきたよ追っ手が!!(お前どこの逃亡者だ)
俺は反射的にそっちに背を向けて固まった。
勿論内心は口から魂抜け出そうな程混乱中である。
寧ろ穴が無ければ掘って入りたいくらいの勢いで……!!
…って、今の声MZDじゃなかったぞ?
「猛獣にでも取って食われるような叫びだな」
そう言って近付いてきているのは、ユーリだった。
「な、なしてユーリさんがここにいらっしゃるわけでございまして?」
「(相当混乱してるな…)お前を探しに来た」
「え…マジで?」
まさかユーリが来るとは思ってもみなかった。
だってMZD以外が来るにしても、あの会場にはもっとお人よしなメンバーが腐る程居たような気が……
…いやユーリがお人よしじゃないとは言わないけど!ええ断じて!
「……、お前その顔はどうした?随分赤いが…」
「え、いや、その、……気にせんといて下さい…」
ぴと、と真っ白な指で頬に触れてくるユーリ。
いやいや、折角赤みが引いてきた気がしてたのに、それじゃますますひどくなっちゃうじゃないか!
ユーリの指先にときめきメモリアルしていると、「熱は無いな?」と急に額触られました。
いや、ユーリへの熱は急上昇しそうな勢いですが。
熱が無いのを確かめたら、ユーリは手を離して俺の目を真っ直ぐ見た。
「それで、向こうに戻れるか?」
「うーん…あれだけ大声上げて逃走した手前、戻るに戻れない…」
「誰も気にしないと思うがな。気にするとすればMZDが何をしたかくらいだ」
「・・・聞かんといて下さい」
「…分かった。私は聞かないでおく」
キスのフェイントされたなんて言っちゃったら、「MZDが変態扱いされる + 俺が哀れに見られる」のスーパーメンタルアタック喰らう事になるじゃないか。
こういう時って男装は不便だ。
「しかし主催者が戻らないでどうする?バーベキューはまだ終わっていないぞ」
「……じゃあ、ユーリが手繋いでくれたら一緒に戻る」
「………まるで子供のようだな…」
「子供で結構!ユーリの手冷たくて気持ちいいし!」
「仕方がないな…」
やりぃ!!ユーリとの手繋ぎ権獲得っ!!
ユーリと手繋げるなら恥を忘れて皆の所に帰れる!………かもしれない。
「では、行くか」
「!」
ユーリが手を差し出した。
…女性をエスコートするような感じで、手の平を上に向けて。
すいません今頭の中で花びらぶわっと舞いました!
思わずこのままユーリとデートするシーンとか思い浮かべました!
テラスで紅茶飲みながら、愛してるわ私もだよウフフアハハな往年の少女マンガ風シチュを満喫するなんてのも良いですな!!
喜び勇んで手をのせようとすると、
「…ああ、すまない。は女性ではなかったな」
直前に手を横向きにされて握手するような形になりました。
う、ううぅ、男装の欠点再び…!
でも負けないよママン。とりあえず手を繋げるっていう事には変わりない。
心の涙を拭ってユーリと手を繋ぎ歩き始める。
俺の胸の中にだけバックミュージックに『津軽●峡・冬景色』が流れてるような気がする。
こうして歩いてても俺とユーリの心の温度差は天と地っていうかこの世と四次元ポケットの中くらい変化球な違いがあるんだろう。
だって、俺からは異性として見ていても、向こうからは『世話の焼ける男』位なもんだ。
女の子も本気で引っ掛けちゃ駄目、男からは知り合いか友達としてしか見られない。
案外と男装って不利益が多いんじゃ・・・?
「は手が小さいな。まるで女性のようだ」
「えー?それ言ったらユーリだって白魚の様な指してるじゃないかい」
「そうでなく。もっとこう……具体的には骨格自体が女性に似通っていないか?」
「えぇ?」
し、しまった。
ユーリってエスコートとかするの慣れてそうだし、女の人の手の形とか良く分かってるんじゃ…?
「ひ、ひっどいなぁ。俺、ただでさえ女と間違われる事多いのにそんな事言うなよー」
ヤヤヤバい。
思いっきりドモっちまいました!!
こんな大根芝居じゃユーリも騙されてくれないって…!
「…すまない。気にしていたのだな」
騙されてくれてるし。
いやまぁ、いままでずーっと男だと思ってた人間を今更ちょっとやそっとの事でまさか女だとは思わないだろうけど。
家でずっと一緒に住んでたおじいちゃんが「実はワシ、おばあちゃんだったんじゃよ」とか突然言っても信じないだろうし。(すんなり信じちゃったらそれはそれでビックリだ)
っていうかこういう天然な所が見られる辺りが男装の特権だ!
そして最も楽しそうな所でバラすのが醍醐味。よし、今からそういう場面を探しとこう。
何も萌えを吸い取られるだけが男装じゃないさ!!
ファイト・オー!!
「…怒らせてしまったか?」
「へ?」
どうやらユーリは、俺があれこれ考えていた間の沈黙を悪い方に捉えてしまったらしい。
「違う違う!だいじょーぶ。怒るほど気にしてるわけでもないし」
「そうか?それならいいが…」
ドアを開けて一緒に出る時も、癖なのか、やっぱりエスコートする感じで俺の手を引くユーリ。
し、紳士だ……
「確かによく女と間違われるけど、そんなに気ぃ使わなくてもいいって」
「いや、気を使っているわけではないが…私はこれだけの期間同じ場所に住んでいながら、の嫌がる事も良く分かっていないのだなと、そう思っただけだ」
「うーん……」
そういえば俺は皆の食べ物の好みとか、趣味(ユーリで言えば栽培してる花の事)とかちょっとずつ分かってきてるけど、皆は忙しくて俺の事見る暇無かったのかもしれない。
っていうか俺はただの居候だし、皆わりとそういうの気にしてないんだと思ってた。
それがそうやって言われてちょっと嬉しい。
「まぁ、俺がここに居る限りはちょっとずつ知っていってくれると嬉しいかな」
「居る限りは…か。神の勝手な決断から始まった事だが、が居なくなるとなると少し寂しくなるだろうな。すっかりここの住人として馴染んでしまったしな…」
「あ、それって家族みたいって事か?じゃあお母さんがアッシュで、お父さんがユーリで、俺が長男、スマが次男!」
「父か。しかしスマイルは次男というより姑という感じもしないか?」
「ん?んー…」
スマがアッシュの掃除した後を指でツツーッとなぞって、ふーっと埃吹き飛ばして、「何なのさ、この埃は?掃除もまともにできないのかい?ヒッヒッヒ!!」とか、料理一口食べて「このカレー、味が濃すぎるよ。僕の舌に合わないね!」とか言うのか?
「(超腹黒だけど)ありえなくはない…ような、気が……(特に後半)」
そう返答した俺に、満足げに頷くユーリ。
遠くの方から、わりと大きなくしゃみが聞こえた。
***
「くーん!!心配したよ、いきなり走ってっちゃうからさぁっ」
「何したのかって神に聞いても全然答えないし!」
バーベキュー会場に到着して早々、ミミニャミに突撃された。
俺の両袖をそれぞれ一人ずつがひっぱりつつ、ブーたれる。
ユーリは手を放さざるを得なくなって、遠巻きにこっちを見てる。
「いやー、ごめんごめん。ちょっと俺の闘牛魂にいきなり火が点いて走り出したくなってさー」
「ええぇ!?君って牛だったの!?」
「違うってニャミちゃん、嘘だよ嘘!君、本当の事言って!私達が神の事とっちめてやるからっ」
「いーのいーの。もう大丈夫だから!」
「…ほんと?」
「おうともさ!」
ミミニャミは一度顔を見合わせて、少し考えてから俺を解放した。
「君がそう言うなら…」
「でも本当に何かあったら言ってね!」
「うん。ありがとう」
わしわしと二人の頭を撫でると、二人とも嬉しそうに笑った。
い、癒される・・・!!この二人、癒しだ・・・!!
そして、ちらりとMZDを見る。
…何食わぬ顔でジュース飲んでるし……!!!
でも元々MZDの事結構好きだっただけに、いまだにドキバクしてるんだけど。
向こうはそんなに意識してないから妙に悔しい。
今度やったらこっちから本気でちゅーしてやる。
「…ところで、皆食べ終わったのか?食べてる奴いねーけど」
見回しながら聞くと、突然背後からどすっと重さがかかってきた。
首に細い腕が巻きつく。
「大体そうだねー。まぁ、とユーリがもう食べないなら、だけど」
「ス、スマ重い!重いって!体重思いっきりかけんな!」
「ヒヒヒ!」
背後から体重をかけてきた人間(正確には妖怪)…スマイルは、ちょっと重さを軽減させて俺の後頭部にすりすりと頬ずりした。
後ろ手にスマの頭を撫でると、俺の頭も撫で返される。
スマのスキンシップって好きだよ…!!
「俺はもう食べない。ユーリは?」
「私も、もういい。という事でバーベキューは終了か?」
「うわぁ…主催者不在中に終了か…」
背中にスマを引っ付けたままグリルの方へ歩いていくと、具材を全部焼ききって大皿に盛ってあるのを発見した。
…って言ってもあんまり残ってないけど。
これだけ大人数いると食べきれるもんなんだなぁ。
「バーベキューも終わりましたし、これで解散ですか?」
「あ、途中参加のポエットには言ってなかったな。実はバーベキューが終わってもまだちょこっとイベントが残ってるんだなこれが」
「え?」
俺はグリルの網を外しにかかっているアッシュを手伝う為に、軍手を嵌めて火バサミを持った。
そして後ろに居るスマに一度敬礼。
「スマイル軍曹殿!例の計画の実行を頼む!」
「アイアイサー!!」
スマは敬礼を返して、俺から離れて城の壁際へ走っていった。
「何をするんですか?」
「んー。すぐ分かる」
「暗さも良いあんばいになってきたっスね」
「そーだな、もうちょいかなー」
「??」
首を傾げるポエットと、グリルの網を外し終えて地面に置く俺とアッシュ。
空には星が輝き始めていた。
グリルの中には、まだ赤々と燃えている炭。
火バサミでちょっと突っついて、まだしばらく燃えそうなことを確認する。
俺はくるりと後ろを振り返って、
「皆ー!テーブルと椅子を端っこに移動させてくれ!花火を始めるぞ!」
「はーい!!」
「了解!」
指示を出すと、皆が協力してテーブルと椅子を庭の端に寄せ始めた。
ちょっと薄暗くなってきて、まさに絶妙のタイミングだ。
スマイルが何度も往復しつつ大量の花火を両腕に抱えて持ってきて、準備はOK。
さぁ、食後のお楽しみと行きましょう!
〜To be continued〜
<アトガキ。>
あれ?あれ?あれれれ?ちょっとまた続いちゃいましたよ!?
さっさと花火に移ってこの回全体花火の話にするつもりだったのに!!
どういうわけか長引いちゃいました。
多分それもこれも、途中でぱっと思いついた神との絡みのせいですね!(うわ)
間接ちゅーの話はいつか書きたいと思ってたんですよ。
そしてその先でユーリとも絡みました。案外夢主を親しい人だと認識していたユーリさん。
もう絡むなら行ける所まで行っちゃえ、がモットーです。(いつモットーにした)
っていうか最近ミミニャミが本気で癒しだと感じる次第です。
ちなみにあんまり出てこなかった人については次回にじゃんじゃか出すつもりです。
六とかリュータとかポエ辺りですかね?
次回、今度こそ絶対後編にしますよ。花火の話です。
では、お楽しみに!
2006.11.22