「ぅぐはぁ…疲れた……」
ゴールであるリビングに到着して早々、俺は両膝に手をついて呼吸に専念した。
スマがソファーから「お疲れー」とひらひら手を振るのが見える。
「大丈夫っスか?」
「うーん、大丈夫…。っていうかこんなに運動不足になってるなんて思いもしなかった…」
「だからこそランニングを始めたのだろう?」
「いえーすざっつらいとー」
ユーリに向かってぐっと親指を立てる。
そう、俺はたった今城内ランニングから帰って来た所なのである。
数日前に胸痩せする事を(心の中で)誓ったから、その次の日から城の中でランニングを続けている。
ユーリ達には「運動不足だから」って事にしてあるけど。(いや、実際運動不足でもあったし、嘘ではない)
っていうかだね。
さらし付けてるから呼吸が余計に困難だよ。
深く息が吸えません。
けど今日はもっと走らないと……
「…も、もういっちょ走ってきます…」
踵を返してリビングから出て行く。
「ヒヒヒ、そっか今日は特別だもんねー」
「無理は駄目っスよ?程々にして下さいね!」
「はーい」
返事をして、へろへろになりながら再びランニングを開始した。
自鳴琴・16
夕食はいかが?・前編
〜どんちゃんバーベキュー〜
夕方6時のちょっと前。
庭に出て準備をしていた俺とアッシュは、椅子に座って休憩していた。
今日は大人数を呼んで、庭でバーベキューをする。
海に行って以来行く所もやる事も無くて暇だったから、一昨日俺が思いつきで提案してみたら3人とも賛成してくれて、実行することになったのである。
結構突然だったんだけど、できて嬉しい。
で、現在その準備の途中。
俺とアッシュでバーベキューの下ごしらえを、ユーリとスマは参加するメンバーに連絡を取る作業をしている。
メンバーに連絡を取るのは一昨日から開始してるから、予定していたメンバーにはもう殆ど話がついてるはず。
まぁ、一部忙しい人には連絡ついてないらしいけど。(有名人とか多いからな…)
ちなみに城内ランニングを頑張っていたのは、このバーベキューの為。
食べる量っていうか、食べる物のカロリーが気になったから、普段より走る距離を伸ばしてみた。
だって自分が立てた企画でダイエット計画丸潰れしてたら間抜け以外の何物でもないしな!!
それにしてもランニング中は息が苦しかった。
もうちょいランニング続ければ胸痩せして少しは楽になるかも……
……女としてちょっと悲しいけど。
「アッシュ、あとどんくらい食材あるー?」
「ん、もうちょいっスよ」
「オッケ。頑張ろう」
休憩終了。
よっこらせ、と立ち上がってテーブルの大皿の中の食材に再度挑みにかかる。
ピーマンやら肉やら玉ねぎやらを金串に刺す作業だ。
ちなみにジャガイモのホイル焼きは既に準備完了どころか網の上。加熱中!
あれはバターつけて食べるとおいしいんだよなぁ…v
焼き上がるまでに時間がかかるけど、今から楽しみだ。
「うーん、玉ねぎやっぱり刺さりにくい…」
どうやって刺すんだろう…ちょっと刺すとバラける。
アッシュの動きを参考にしてみようかな。
「…って、アッシュさっきから玉ねぎ刺してなくないか?」
アッシュが串に刺してるのは、肉とピーマンとシイタケと…とにかく玉ねぎが無い。
俺がツッコむと、アッシュはばつが悪そうにちょっとそっぽを向いた。
「…その、俺……玉ねぎ、嫌いで……」
「あ、そーなんだ…」
アッシュに嫌いなものがあるなんて、そんな……
可愛いな!!(オイコラ)
普段ちょっとお堅いイメージがあるから、尚更胸キュンですぜ奥さん!!(誰よ)
じゃあアレか、玉ねぎ抜いた串は自分用か。
「嫌いなら仕方ないよな。抜いとけ抜いとけ!」
「ううぅ、料理をする側として情けねぇっス」
「誰にでも好き嫌いはあるって。な?」
「…はい」
っていうかアッシュは犬…げふんげふん、狼でイヌ科だから玉ねぎ駄目なんじゃないのか?
心中で突っ込みつつ、さっきから刺そうとしてる玉ねぎをいい加減刺そうとぐいぐい串に押し付ける。
…む、中々刺さらないな。このっ、刺され!
―――と。
「痛っ!!」
「!?」
ぎゃあぁ刺さった!串が指に!!
いやそんなに深くないっていうか浅いけど、玉ねぎが滑ってプッスリいっちゃいました。
『刺され』っていう念が別の所で働いたよ畜生。
人差し指から滲んだ血が、あっという間に球体になる。
それを見つけると、アッシュは反射的とも言える速さで俺の手を掴んで自分の顔の前まで引き寄せて――
はっとしたように静止した。
「あ……、」
「?」
「…えっと、俺、救急箱取って来るっス」
アッシュはぱっと俺の手を放すと、焦ったように城の中へ駆けて行ってしまった。
な、何事?
首を傾げながら、今にも流れてしまいそうな血の球体をぺろりと舐めた。
…鉄臭い。
(指、つい舐めちまいそうになったっス…)
自分が料理をよく失敗していた頃そうしていた様に。
条件反射だった。
…男同士でさすがにそれはNGだろう、とブレーキがかかったから良かったものの。
心底ほっとしているアッシュが居たのは、本人以外誰も知らない話。
***
「やっほー、おっじゃましまーす」
「君もDeuilの皆も久しぶりー!」
元気な声で挨拶しながら庭に入ってきたのは、ミミ&ニャミ。
俺は丁度アッシュに絆創膏を巻いてもらってる所だったから、逆の手を大きく振った。
お客様第1号&2号だ。
「久しぶりー!買い物以来だよな?」
「だね。…って、君どうしたの?怪我?」
「っていうかスマイルとユーリも居ないよね」
「あぁ、ちょっとドジったんだ。大した事ないよ。スマとユーリは城の中で他のメンバーの連絡待ち」
アッシュが「これでよし」と絆創膏を巻き終えて、救急箱を閉めた。
「ありがとう」
「どういたしまして。今度から気をつけるっスよ?」
「了解。あ、ミミ、ニャミ!今から材料焼くから、その辺の椅子に座ってのんびりしててくれ」
「ううん、私らも手伝うよ」
「君怪我してるみたいだし、焼く楽しみっていうのもあるしね!」
二人とも椅子に座らず、既に串に刺してある材料を、ソースをつけてから網に乗せ始めた。
じゅっといい音がする。
「二人ともありがとうー。俺、いい友達持ったなぁ」
「大袈裟だねぇ。…あ、そうそう、六には今日の事伝えといたから、もうすぐ来ると思うよ」
「お、やった!」
思わずガッツポーズ!
ユーリ達も六の電話番号とか知らなくて苦戦してたから、捕まってよかった。
やっぱり持つべきものは友だ!
喜んでいると、ユーリとスマが庭に入ってきた。
「おーい!、緊急報告ー」
「お、ユーリにスマ。何かあったのか?」
「今繋がったんだけど、タイマーは来れないってー」
「えぇっ、マジ?」
「忙しいそうだ」
「ちぇー」
そっか、芸能人だもんな……残念だ。
実は買い物の時のお礼も含んだ行事だったから、ちょっと残念だなぁ。
「あ、そうだ。連絡組二人に報告!今話してたけど、六には連絡ついたって。ミミとニャミが何とかしてくれたみたいだ」
「そうか。良かったな」
「おうよ!!」
座って脚を組むユーリに親指立てて、ヒヒヒ!とスマの笑い方を借りる。
「それにしても、何だか君だけ肌焼けてない?」
「こんがり小麦色」
「ん?海行ったから。…で、ユーリはずーっとパラソルの下に居たし、アッシュは犬…じゃなくて狼姿で毛だらけだったし、スマは透明だったから焼けませんでした。結果俺だけ日焼け」
「なるほど…」
いや、日焼け止め塗ってたから思ったよりは焼けてないんだけど。
…あ、でも風呂に入ると痛い。
そういえばスマに「日焼けしたら何色になるんだ?」って聞いたけど、スマは結局焼けなかったから結果が見られないじゃんか!ちくしょー!
俺が地団太踏んでる間にもその辺に置いてあった軍手を嵌めてひょいひょいと網の上の串をひっくり返すミミ&ニャミ。
アッシュはお皿を準備中。
…はっ、俺も何かしないと。
「俺、飲み物用意するわ!」
小さな丸テーブルの上にあるいくつもの大きなペットボトルの内、1本を持ち上げて紙コップに注ぐ。
1つに注ぎ終えた時……
「あ、それ俺に頂戴」
頭上から声がした。
「え?」
誰?っていうか何で頭上から?
声の方を見上げてみると………
「MZD!!」
「よ、お誘いどうも」
「連絡とれてたんだな!忙しくないのか?仕事は?」
「だーいじょーぶ。ってか気にすんな。ほらさっさとくれよ、それ」
ふわふわと浮遊してるMZDが指差す先には、俺がたった今紙コップに注いだオレンジジュース。
ひょいと掴んで差し出すと、MZDは受け取ってすぐに一気飲みを開始。すぐ紙コップを空にして返してきた。
喉が渇いてたんだろうか。走ってきたようには見えないけど。(どうせワープか何かで来たんだろうし)
「MZDも招待したんだ?」
「こんばんはー!」
ミミニャミがMZDに手を振って、MZDが「おう!」と返事する。
あー、MZDいつ見てもナイスガイだよなー。
半ズボン似合ってるし。………って、
「あれ?今日は何だか外見年齢低くないか?MZD」
「あ?ああ、気分だ気分。俺神様だから、いつでも変身できんの」
「わー……」
神様だから、って何だか強引な気がするけど、納得せざるを得ないな。
いつにも増して半ズボンが似合ってる。
今日の外見は大体中学生くらい?
抱き締めて頭撫で回したい!!可愛い!!
けど宙に浮いてるから不可能。降りてきて下さい…!!
その願いを知ってか知らずか、MZDはペットボトルの置いてある丸テーブルにふわりと腰掛けて先程の紙コップに再びジュースを注いで飲んだ。
「喉渇いてんのか?」
「いや、ついつい仕事に集中しちまったもんで、昨日の夜から何も喉に通してねぇんだよな」
「な、なにぃ!?コラ神!!そんなんじゃ倒れるだろーが!!さっさと栄養補給して来い!」
「んー」
「んーじゃない!おーいミミニャミ、焼けたかー?」
「火力が強いから最初に焼き始めたやつは焼けたよー」
「よしゃ」
その返事を聞いて、MZDの袖をぐいっと引っ張る。
「うおっ!」
「早く来なさい。ったく、神ともあろうものが健康管理も疎かにしてるなんてどういう事だ」
「いや、忙しかったし」
「だーめー。顔真っ白じゃん!ちょっと誰か皿用意してー。神が昨日の夜から何も食ってないってー」
テーブルから落ちる瞬間に浮遊した神は、紙コップ持ったまま俺に風船の如く引っ張られていく。
スマイルが紙皿を用意して、ニャミがその上に串を一本丸ごと置いた。
この前来た時も体調不良っぽいなぁと思ってたけど、この食生活は一体どうした事か。
神ってそんなに忙しいのか?
「……もしかして、俺を元の世界に帰す方法を探してるのと関係あるのか?そのやつれ方」
「…べっつにー」
グリルに近い方のテーブルにつかせながら聞くと、MZDは視線を明後日の方へ向けてとぼけた。
…絶対関係あるな、これ。
「そんなに無理しなくてもいいのに…」
「仕事と重なってる事が多いだけだっての。お前が気にすることじゃねーよ」
「やだ。MZDがそんなになってるの、俺のせいじゃん」
スマイルが紙皿をテーブルに置いて、ヒヒヒと笑った。
「MZD愛されてるー。ま、食べなよ」
「いやー、俺神だから3ヶ月くらいは何も食わなくても水分さえ補給すれば平気なんだが…」
「駄目!!俺が心配だから今すぐ食え!!」
俺が紙皿を持ち上げて押し付けると、観念したように串に手を伸ばす神。
持ち手がちょっと熱かったみたいだけど、何とか持って一番先を一口かじる。
それを見てほっとして、溜息をついた。
あー、神って結構無茶しそうな感じするから、前から心配だったんだよな…。
俺を元の世界に帰す為っていうのも入ってるから強く言えないんだけど、無理はしないでほしいな。
「ソースはアッシュの手作り!うまいだろー」
「ん、うまい」
「えへへへー」
「自分の事みたいに喜ぶっスね、は」
「ええ、そりゃもう!」
アッシュはうちの自慢の主夫ですから!!
「ねぇねぇ、私らも食べようよ。お腹すいたぁ」
「そうだね。他のメンバーはあと何人くらい?」
「ミミにニャミ、MZDに、タイマーは無理だったとして…残りは六だけじゃないのか?」
ユーリが指折り数えてミミに返答するが、俺はそれに首を振った。
「んーん。俺がリュータも呼んだ」
折角携帯の番号教えてもらったんだから使わない手は無いよな。
っていうか来て欲しかったし!
住所尋ねたらそんなに遠くないって言ってたし。
ウフフフ、萌え人だらけのハーレムだ…!!
「総勢9名か…大人数だな」
「えっへっへー。こういうの夢だったんだよな、俺」
「中々できないもんね」
焼き上がったものを皿に取り分けて金串から具を外すニャミ。早速食べるつもりらしい。
あ、今更だけどおいしそう。
「焦げる前に食べるとするか」
「さんせーい」
複数人が手を上げて、食べる事に決定。
スマが近くのテーブルに人数分の皿を並べて、ミミが軍手を嵌めた手でその皿の上に焼き上がりを置く。
アッシュがその数だけグリルに焼いていないものを追加した。
…って、さっきからユーリ何もしてないじゃん。
いや、優雅に座ってるだけで絵になるからそれでもいいけど!
俺は飲み物を注ごうとして忘れていた事を思い出して、再びペットボトルの置いてあるテーブルへ。
人数分の紙コップを出して、その一つにオレンジジュースを入れる。それは俺の分。(さっきMZDに横取りされたけど)
あとは皆にウーロン茶・オレンジ・アップル・サイダーの中から選んでもらって注いだ。
それぞれのコップにサインペンで名前を書いてからお盆に載せて、皆に配る。
こうしておけば後でどれが誰のか分からなくなる事はナッスィン!
「よし、食べるぞー!」
皆もう食べ始めてるし、俺も早く食べたい。
飲み物を配った後、一皿受け取って、俺はいくつもあるテーブルの内MZDが座っているテーブルについた。
そして今正にこんがり焼けたシイタケを食べようとした……その時。
「お、結構人数いるな」
「まるで祝い事でもあるようだ」
城の周囲に広がる森の中から、二人の人間が庭に入ってきた。
…それにしても、『歪み』を通ってこないとここに来れないから必然的に森を通らなきゃならなくなるわけだけど、森からお客が来るのって何だか慣れないなぁ。
「リュータに六!ようこそー!」
一旦串を置いて来訪者二人に手を振る。
「おー、!数日振り」
「リュータ、バイト休めたんだなー。無理して来て貰ってほんとごめん!ありがとう!」
「気にすんな。俺が来たかったんだ」
ウフフフ、それは口説き文句ですか。(勘違いはよしなさい)
んもう大好きリュータ。
「それにしても知り合いが増えたようだな。どこで知り合った?お前はあまり外出できないだろう」
六が俺の横に立って尋ねた。
「リュータの事か?海で出会ったんだよ。ひっさしぶりに外に出たら出会ったって訳」
「そうか」
六が頷いて納得してる間に、リュータは俺と六を交互に見て「うーん」と唸った。
「まさかが六と知り合いだなんてなぁ。すぐそこで会って目的地が一緒だって知った時はビックリした」
まぁ、何の接点もなさそうだしな。
って言ったら俺、異世界の人間だから元は誰とも接点無かったんだけど。
「リュータも六も久しぶりだなー。元気にしてっか?」
隣に座ってるMZDがピーマン食いながら挨拶した。
リュータと六は近くの椅子に座って「本当に久しぶりだな」とか「そっちこそ元気なのか?」とか返事した。
MZDはやっぱりポップン繋がりで全員と知り合いなんだよな。
…その線で行くと、どのポップンキャラとも知り合いって事に……
・・・いいなぁ・・・・・
MZDをじっと見る。……玉ねぎ食ってる。
あ、そういえば俺シイタケ食べる途中だった。
ちょっと重たい串を持ち上げて、今度こそ口に運ぶ。
おー、うまい!(この時点で既に見詰めた理由を忘れてる)
「それにしても、携帯に突然電話かかってきて『Deuilの城に来い』って言われた時も驚いたぞ。ここに住んでるって本当か?」
「リュータ、今日はサプライズデーだな。…住んでるのは本当。けど絶対秘密な」
「オッケー」
「これで全員集合したっスかね?」
来訪者二人を見て確認するように言い、やっと椅子に座るアッシュ。
うーん、本当にこれだけ人数がいると点呼でも取らなきゃ全員居るか分かんないな。
野球のチームが一つ出来るぞ。(作るな)
「これで全員だよ。9人居るし」
串から外した具にぱくつきながらニャミが答えて、どうやら早くも1本食べ終わったらしく、軍手を嵌め直して次の串に手を伸ばす。
食欲旺盛だなー。
「MZDも遠慮せず食べろよ?」
「まぁ、元々バーベキューに参加する為に来たんだしな」
「そりゃそうか」
オレンジジュースを飲んで、それから俺は肉にかぶりつく。
む、アッシュ、上等な肉を買ってきたな。柔らかい。
――と、肉をもふもふと咀嚼していると。
「ああぁっ!」
誰かの叫びと、
『ぶわっ』
「うお!!?」
俺の視界を遮った黒い物体。
「な、何だこれ!」
俺は慌てて、頭に被った自分の視界を遮っている物を引っぺがして見てみた。
……黒いTシャツ?
「ごめんなさい!落としてしまって…」
ふわり、と天から降り立って俺に駆け寄る人物…っていうか、
「ポエット!!」
目の前に現れたのは、ポエットだった。
そうか、ポエットがこのTシャツ落としたのか。
「そのTシャツを返しに来たんですが…汚れてしまいませんでしたか?」
「大丈夫大丈夫。丁度口から離した所だったから」
「よかった。……そういえば沢山人が居ますけど、パーティーか何かですか?」
「いや、バーベキューしてるだけ。ポエットも参加するか?」
っていうか参加してくれたら俺としても嬉しいし!
是非!是非!!
「いいんですか?」
「どーぞどーぞ。遠慮せずに!」
「あ、ありがとうございます!」
やりぃ!ポエットげっちゅ!
これで総勢10名。大分多人数になったな。
「皆聞いてくれー!ポエットもバーベキューに参加するってー!!」
「おー、人数二桁突破おめでとうー!」
「ようこそ!!」
パチパチ、と拍手が巻き起こる。
ポエットは照れたように軽くお辞儀をした。
俺はポエットの分のコップと皿を用意する為に席を立った。
〜To be continued〜
<アトガキ。>
ま、またもや続いちゃいました後編へ…!!
一生懸命書きます。
それにしても全部の食材を串に刺してから焼き始めるなんて。
普通は串の数が少ないから、刺して焼いてのサイクルがバーベキュー中に続くだろうに。
串の数を揃えるほどの財力があると違いますね。(そういう問題でも)
大人数だ……多すぎる……
私は一定の人数を過ぎると頭がパニックになるんですが、これはもうギリギリです。
うーん、全然喋らないキャラが出たらヤヴァい…。頑張ります。
後編ではバーベキューの後の話も入ります。
っていうかそれを書く為に前後編に分けました。
ではお楽しみに!
2006.10.09