「「「働きたい?」」」

 唖然として言う3人の言葉が、見事に重なった。
 俺はそれに少々引きながら、こくりと頷く。

 それは、俺が「居候も悪いから働きに行かせてくれ」と言ってみたのが原因だったのだが、どうやら皆それに乗り気でないようである。


が働く必要はないと思うよー?例のカードがあるんだし」
「以前言ったように、あまり頻繁にがここから出入りすると、私たち以外が住んでいるという事がばれて周囲が騒ぐ」
 面倒は出来れば避けたいし、お前にも迷惑がかかるしな、と付け足してユーリは朝食のパンをサクリとかじる。

 あぁ、なるほど…理由はそれか。
 確かにバレたらお互いにヤバい。ていうか皆に迷惑かけるのはこっちとしても凄く嫌だ。

「俺らは今までに根も葉もない事で色々騒がれたりして多少免疫あるっスけど、がそういうのに巻き込まれるのは嫌なんス」
「あれは一般人には厳しいよねぇ。特に誘導尋問なんていう最終奥義を出された日には僕らでも事実がどうだったか分からなくなって混乱する時あるもん」
「あの時は記者も悪質だったっスけど。…まぁ、要するに俺らもトラブルは避けたいっスけど、それ以前にが心配なんスよ。こればっかりは本当に悲惨な事になりかねないっス」
 目すら覆う長い前髪でアッシュの表情は窺いづらいけど、声音から何となく眉尻が下がってるのは想像がつく。

「そっか…、なんか気を使わせてるみたいで悪いなぁ…」
「そんな事ねっス。が元気で居てくれるならそれが一番っスからね」

 が、がはっ!!
 ナイス主夫な人気ビジュアルバンドのメンバーから殺し文句添付で爽やかな笑みが送られてきたんですが、どうしましょうかコレ!?
 くっ、何か行動を起こしたいけど、朝食中だから我慢だ…!

 ひとまず「ありがとう」とこっちも笑顔添付で応じて、脳内の腐臭を隠しておいた。

「そもそもは事故の被害者なんだから、居候とかそういうのは気にすることないよ」
「全て分かっていてお前の身柄を引き受けたのだからな」
「………」

 皆の心が空より広いのは分かったし、ありがたい。
 …けど、働く事に関しては諦める他にないのかなぁ。
 居候で働きもしないのってやっぱし駄目だと思うんだよ…。
 ここに来た当初聞かされた事から考えても、出入りのし過ぎが危険だってのは分かってるんだけど……。

 …ていうか、役に立とうと動く事自体が迷惑かける原因になるなんて、俺ってどんだけ重い荷物なんだよ…。


 数秒の沈黙。
 そして。

「…何かしたいっていうなら…俺がいない間の家事を任せる、って事でどうっスか?」

 考え込んでしまった俺に、アッシュがそう提案した。






自鳴琴・07
〜お手伝いさんポジション決定〜






「え、でもそれって今までもやってきた事じゃ…」
「今までは何となく引き受けて貰ったりそうじゃなかったり、きちんと決まってなかったっス。だから、今日から役割をはっきりさせるってことでいいっスか?」
「はぁ…」

 つまり、今をもってお手伝いさんにポジション決定するのか俺は。

「少しでも皆の役に立てるなら俺はそれでいいよ。アッシュ、ありがと」
「じゃ、決定っスね」
 キャロットスープを少し飲んで、ふふっと笑うアッシュ。

 あああぁぁ…!!アッシュの優しさと笑顔が心に沁みる…っ!

 目玉焼きをたいらげ、俺はパンにかじりついた。
 スープとかサラダとかも味付けが絶妙で、アッシュの料理はやはり絶品。
 家事出来て心配りまで完璧なんて、いいお嫁さんになれるよ、アッシュ……。

「ところで具体的には何すればいいんだ?」
 口の中のものを嚥下してから言うと、アッシュは数秒動きを止めて考え、

「毎日俺が何か仕事を出すから、それをやってほしいっス。今日は…そうっスね、あの部屋を整理してもらいましょうかね」
「あの部屋?」
 まだこの城の中は理解しきれていないので、俺は首を傾げた。
 …つか、「あの部屋」で分かるはずはない。

 俺が細かい事を聞こうとして、

「え、もしかして…あの?」
「いいのか…?」
 スマイルとユーリが眉を寄せてアッシュを見た。
 …何、そんなにヤバい所…?

 全く想像つかない。
 あえて言うならこの城、お化け屋敷みたいだから所々『出そう』な場所はあるんだけど……

 ……ま、まさかそういう意味…っ!?


?何か青ざめてるけど大丈夫っスか?」
「!!」
 アッシュが俺の顔を覗き込んできて、俺はびくんと肩を震わせる。

「だ、だだダイジョウブダヨ・・・?
「片言になってるっスけど・・・?」

 細かい事は気にしちゃ駄目だぜ主夫の称号を得た人よ。(第2話参照)

「とにかく、今日整理してほしいのは元ユーリの部屋っス」
「へ?心霊スポットじゃなくて?」
「(心霊・・・?)…本が溢れかえってて凄いことになってるっスよ。ちゃんと整理すれば本棚に収まるのに、ユーリは出しっぱなしにして…」
「…続けて読んでいたら何処にあったものか忘れてしまうのだ」
「・・・・・」

 一度にどれだけ読んでるんですか吸血鬼さん?

 それにしても、ユーリが配置を忘れるほど本でごった返した部屋ってどんなもんなんだろう。
 小山が出来るほど積んである、とか?

「行き方はこの前渡した城の地図に載ってるはずだよ。『元ユーリの部屋』って書いてある所」
 スマイルは、そう説明した後「ごちそうさま」と席を立った。
 ちなみに3人はこの後すぐに仕事だ。

「…そういえば『元』って…?」
 部屋の名前が気になった俺が、アッシュにそう尋ねると。

「本が増えすぎて自室として使えなくなったから『元』っス。以前は自室として使ってたんスけど、今は別の部屋を使ってるっスよ」
「え・・・」

 今ユーリが使ってる部屋って2部屋目だったんだ…。

「…ちなみに今日整理してもらうのは『元』の部屋第2号で、次回は3号っスよ。俺が最近1号を整理し終えたっスから」
「・・・・・・・・3号・・・。」
「…5号まである」
 ユーリが申し訳なさそうに付け足して、俺は呆然とした。

 …本の虫レベルじゃない……。


「じゃ、僕ら仕事に行ってくるから。頑張って!一人じゃ出来なさそうな部分は放っといていいからね?」
「ありがとう」
 スマは可愛いなぁ…!気遣ってくれるのか。

 いつの間にか食べ終えて食器を片付けた3人は、既に出かける準備を整え始めていた。
 ちなみに今日の食器洗いは朝食の準備の時点で俺が引き受ける事をアッシュに伝えてある。
 …って、食べるの遅いぞ俺。まだ食べてるし。

「行ってらっしゃい」
「行ってくる。無理はするな」
「今日中に全部やらなくてもいいっスからね」
 優しい言葉をかけてくれるユーリとアッシュに、

「ありがとう。出来る限り頑張るよ」
 微笑み返して。

「行ってくるね、
「おわっと!」
 毎度のごとくスマイルが抱きついて頬ずりしてきて、俺はぎゅっと抱き返す。(今回はイス越しだからちょっとつらいなぁ)
 ユーリもアッシュもこの光景には慣れたようで、ツッコミ無し。フフフ、着実に良い環境が出来つつありますよ、俺にとって!!

 数秒して離れて、手を振りあって。
 3人が城から出れば、後はやるべきことを開始するのみ!
 俺は、まず朝食を食べてから食器を洗うことにした。


 ***


 食器を洗った後。
 俺は、この前スマに書いてもらった城内地図を頼りに『元ユーリの部屋・第2号』を目指して歩いていた。

 スマイルの書いた地図が存外に見やすくて、以前の掃除の時に比べれば恐ろしいほどあっさりとそこについた。
 2階の中程、といったところか。

 一見すると他の部屋と見分けのつかないその部屋のドアを、ガチャリと開けた。

 と、


『ドササササッ!!!』
「!!!?」

 廊下の外にまでなだれ出てくる本達。

 そっと部屋の中を覗いてみると、足の踏み場もないというか…
 初めから踏み場などなかったような気がするというか…


 最早人外魔境としか言いようがないですよこの部屋。


 例えるなら、雪の代わりに本が膝まで積もっちゃったー、とか。
 古本屋が地震の被害に遭ったとしてもここまでの大惨事にはならないよねー、とか。

 …これが第5号まであるのですか?
 ていうか皆の過保護な発言はこれが原因?
 ・・・・・・。


 ・・・・・・・・。



「…よし、考えてても仕方ない!片付け始めるか!!」
 意気込んで再び本の魔界と化した部屋を見るが。

 …どこから片付ければいいのさ?


 思わず溜息をつく俺だった。


 ***


「ふぃー…。」
 額に浮かんだ汗を拭う。

 とりあえず廊下に本を出す事から始めて、大分経つ。
 粗方出してみたら、部屋の中に大きな本棚がいくつも存在しているのがよく見えるようになった。
 それでも、棚の周囲にまで本がてんこ盛り状態になっていたので近づけない。

「あぁー、凄い重労働だ…。」
 俺が男だと思ってるからこんな仕事頼んできたのだろうか。
 いや、女だからって遠慮されたらはっきり言って悲しいが。

 …本、蹴散らしちゃだめかな…。
 いちいち持って運ぶのそろそろ腰にくるんですが。(年寄りか)

 それでもユーリの大切な本なのだろうから、大切に扱うけど。

「んー、ユーリもよくここまで凄惨な環境作れるもんですなぁ」
 仮にも元ユーリの部屋なのに、最早自室としてくつろげるような環境とは到底言えない。
 ユーリの居た名残とか見つけるより先にここはどこの図書館かと疑いそうになる。
 どういう生活すれば自室がこんなヤマト●デシコもビックリな変化を遂げるというのか。七変化どころじゃないじゃないか!
 本当に俺の部屋と同じ構造の場所なのかここは!

 何とか片足置ける場所を本棚の前に作り出し、俺は無造作に本棚へと本を詰め始める。
 順番を並び替えるのは後でいい。

 本棚の前にある本を先に入れていくことで、足場を安定させる。
 …それにしても、どんな本だ?
 俺は1冊手にとって表紙を見てみた。

 ・・・・・・。
 ・・・英語でわかんない・・・!!(ガクリ)

 単行本もあるけど、主にハードカバーで何冊かセットになった辞書みたいな外見の本ばかり。
 しかも結構古くて、朽ちかけてるのも多い。
 第2号の部屋だから昔のなんだろうなぁ。
 5号辺りになると最近のものが出てきたりして?

「ふぅ、足場確保ー。」
 1つ目の本棚の前は立てるようになった。
 近辺の本も片付けて、足場を広げていく。

 …除雪よりタチ悪いよ、これ…。

 部屋の入り口まで1本道が出来ている。
 室内を見回してみると、本棚がぎっしりと置いてあるのが見えた。

 棚に入れていくだけの単調な作業だ。
 が、体力にくる。

 小休憩を入れながら、俺は頑張ってその作業を続けた。





 数時間が経った。
 昼はとうに過ぎて、それでもこの部屋から出るのがまず億劫だったので、昼食も摂らずに整理整頓に費やした。
 そして更に何時間経ったか分からないくらい集中して本を詰めて詰めて詰め込んだ。
 その甲斐もあって、何とか本を本棚に詰めきることができました!!

 おめでとう俺!頑張ったぞ俺!!


 ・・・1人で祝ってても虚しいのでやめます。


 ともあれ、これであとは大きさと種類別に入れ替えたり並び替えたりするだけだ。
 …これが一番時間かかるんだけど。
 でも元々本の移動や整頓は好きな作業なので、やる気も出てくる。

 …しかし本棚の多いこと多いこと。
 部屋に入るだけ入れてるな。

 俺は、本や自分の服にこびりついてしまった埃を落としながら入れ替え作業を始めた。



 …始めてから15分弱。
 俺はある事に気付く。

 本棚が高すぎることはない。
 ユーリ自身の背が俺よりちょっと高いくらいだからなのだろう。
 それはいいんだが…


 一番上の段は俺の身長ギリギリなのですよ。


 ユーリが手を伸ばしてぴったりの位置なのでしょうなー。
 けど、その数センチの差がつらい!
 俺は先刻まで重労働してきたのだ。
 主に腕と足を使って。(結構重さがあるから足にも負荷がかかる)

 で。

 手を伸ばすのも背伸びするのも今は痛くてできないのですよ・・・!!(泣いてもいいですか!)
 …もう、上の方勘弁して・・・。
 この本棚だけ上の方もやるから、あとの本棚下の方だけでいいですか…。
 アッシュに頼もう。

 俺は、限界値を超えた足の疲労を何とか我慢して、上の方に背伸びをして手を伸ばした。
 この本は向こうに置かないと……

 ぐっと本を掴み、後はその本の自重に任せて引き出そうとして。
 その段には本をぎっしり詰めすぎていたことを今更思い出す。

「や、やば…!!」
 言った時にはもう遅い。
 俺が掴んだ本と一緒くたになって総計十数冊(上段に詰めた半分くらいの数)はあろうかという図鑑並みの重さの本が俺の上に降ってくる。

 思わず下を向いて、体を強張らせる。
 ――瞬間、なぜか俺の体が傾いで。



 ドサドサドサッ!!!――ごん。



 ……………。
 …最後の間抜けな音。
 それは俺の頭と本がコンニチハした音………ではなかった。


「っつ……!」
「ユ、ユユユユーリ!?」

 突然の出現に、俺は目を皿にして驚いた。
 な、何でここにユーリが!

 そして今の状況:ユーリに押し倒されてます。
 鼻血噴くっ!!鼻血!!!

 どうやらユーリは、本が降りかかる直前に俺を庇って一緒に倒れこんだようだった。
 まぁ、最後に痛いオマケは付いたようだけど。
 ユーリの頭に落ちた1冊以外は、大してダメージにならずに済んだみたいだ。

「ユーリ大丈夫か…!?」
「…、なんともない…。」
 ユーリさん涙目ですよ。

「たんこぶできたらどうするのさ!ああぁ、俺なんか庇ったばっかりに…」
「あのままではがとんでもない事になっていた気がするのだが。」
「ユーリの美麗顔に傷が付く方が駄目!!」
「(顔でなく頭だろう…)…無理はするなと言ったはずだが?」

 ユーリは、俺の上からどきながら(ちっ)、ふぅと溜息をついた。
 …あー、そういや言われた気がする。

「いや、この本棚だけやろうと思ってさ。そしたら思ったより本詰め込んでて」
「あぁ…」

 2人で向き合うように床に座って、座談会状態。
 …ユーリに床に座らせるのはちょっと微妙な気もしたが。

「ってか、いつ帰ってきたんだ?もうそんな時間か…?」
「まぁ、毎度決まった時刻に帰ってくる事が出来るような仕事でもない。つい先刻帰ってきた。…しかしもう夕方だぞ、帰宅してもおかしくはあるまい」
「…あー、そうだねぇ」
 窓を見れば、夕陽が差し込んでいた。ちょっとずつ暗くなってきてるのに気付かなかった。

「ごめん、全然終わらなかったよ」
「あの状態をここまで持ち直しただけで十分だ。かなり過酷だっただろう?」
「あー、正直部屋開いた瞬間こりゃ駄目だって数秒間落ち込んだ。整理のし甲斐はあったね」
「やはりか。あとは私がやろう」
「えぇ!?でもこれ俺の仕事だし。ユーリ今帰ったばっかだろ?」
「元は私が片付けなかったのが原因だ。最後まで任せるのはやはり忍びない」

 それでも、うーん、と悩む俺。
 俺だけ働いてないから、その代わりがこれなんだし。

 整理の途中で開け放った大きな窓から、柔らかい風と、オレンジ色の日の光が入ってくる。


『カチャリ』
 ドアの開く音がして、俺とユーリは振り向いた。

「お疲れ様、。紅茶淹れたっスよ」
 トを持って入ってきたのは、アッシュだった。

「ありがとう。もうホント、くたくただ」
「こんなに綺麗になってるなんて俺もビックリっスよ。凄く頑張ったんスね」
「いや、でもまだ大分作業残ってて…」
は本当に真面目っスね。でも不摂生は駄目っス!用意してた昼食、丸ごと残ってたっスよ」
「あ…ごめん!折角アッシュが用意してくれたのに…。この部屋から足場見つけて抜け出すのが面倒で」
「そんな事だろうと思ったっス。ほら、紅茶飲んで」
「うん」

 アッシュから紅茶の入ったティーカップを受け取って、一口飲む。
 …あー、体に染み渡るー。
 今更だけど俺、お腹減ってたんだなぁ。ちょっと胃がじりじりする。

 ユーリもアッシュから紅茶を受け取って、最後にアッシュ自身もトからカップを持ち上げる。
 自分の分か。…アッシュも仕事で疲れてるんだろうな。

「一人でここまで整理するのは大変だったんじゃないスか?」
「ん?…んー。」
 明日筋肉痛かも、と言うと、2人は苦笑した。

「ところでスマイルは?」
「仕事がスムーズに終わったから寝てはいないっスけど、リビングでだれてるっス。元々体力がないっスから」
 ここを手伝いたがってたけど、と付け足すアッシュ。
「そっか」

 そういえば俺がスマの部屋に迷い込んだ時も、仕事から帰ってきたスマは力尽きて寝ようとしてたんだっけ。
 体力無いスマって……うわ、これは俺に襲ってくれと言っている様なものじゃないか!
 今夜辺りどさくさに紛れてその細腰愛でてやるから待ってろスマー!!


「さーて、もう少し休んだら作業再開しようかな」
 元気が出てきたので、やれそうな気がする。

「私がやると言っただろう…。」
「ノン!これは俺の仕事!」
「じゃ、手伝う分にはいいっスよね。俺手伝うっスよ」
「それなら私も手伝おう」
「え・・・」
「無理はさせられない」
「これ以上一人でやらせたら夕食まで抜きそうな勢いじゃないスか」
「・・・。」

 有無を言わせぬ視線(二人分)に、俺は思わずたじろぐ。
 …数秒して、仕方なく折れたのだった。

 もしかして、スマを含めて最初から手伝う気だった?
 躊躇いのない二人の行動にふとそう思って訊こうとしたけど、
 …何となくやめておいた。

 そうでなくとも二人(プラス、手伝おうとしてくれたらしいスマイル)の優しさが嬉しかったから、もうそれで充分なんじゃないか…なんて、ね。







 2人の協力によって、この部屋の本の整理は晩御飯を挟んで9時頃に終わった。
 途中、若干回復したらしきスマも手伝ってくれたし、かなり楽しかった。


 …これが5号まで続く事に気付いたのは、もう少し後の事。





〜To be continued〜




<アトガキ。>

いえ、本の魔境編(何だそれ)は終わりましたよ。
この回、前回から数日置いた話です。(分かるかそんなん)
…それにしてもユーリ、どんだけ本溜め込んでるんですか…。
まぁご長寿ですから。(言いたい事はそれだけか)

次回は満月の話。
いえ、普通だと裏なのでしょうが、あえて表バージョンでやります。
やりたいネタがありまして…(何)

それではまた次回で。

2005.4.2





加筆・修正→2008.2.25

はーい、ようやく完成です……(あ、目の下にクマが…)
主に題名上の部分に修正いれましたね。…って、あの部分大量に追加されてる気がしますが。
大筋は全くもって変えてません。やー、伏線張らずに済む回は(比較的)楽でいいです。
張り切って次行きますー。(その前に寝ろ!!)