皆への差し入れ。
 疲れてるだろうから、甘いもの。
 でも、ただ甘いものじゃつまらないよね。
 だから、ちょっと手を加えてみたの。
 さぁ、皆でたべましょう?






076 : シュークリーム






「皆―!!差し入れ持ってきたの!!」
 ドアを開けて早々、私は叫んだ。

「のわああぁ!!いきなし開けんなー!!」
ちゃん早く閉めてー!!!」
「・・・!!」

 そして返される叫び(一部違うが)。
 あ、ここが部室(更衣室)だっていうの忘れてた。
 なんか色々見えちゃったよ。(ぇ)
 まぁいいけど。(よかない)

 私はドアを閉め、しばし待つ。

「もーいーいかーい?」
 数分して、私は待ちきれずドアの向こうに言う。
「もーちょっと待っててほしいっす!!」
「えー?もう待てない。入りまーす」
 制止の声が一つだったので、私は無視してさっさと入った。(酷)
 奥でズボン穿きかけの子津が見えたが、気にしない気にしない。
 …本人は固まってたけど。

「あらー?人数足んないね。もう帰ったの?」
「ああ。というか部活が終わって結構経っているから殆どの人は帰ったよ」
「Σマジ!?遅かったー…。」
は一体何がしたいんDa?」
「こげん場所ば入りたがって」
「差し入れ持ってきたのー。シュークリーム」
 私は、何気に存在してる教室机の上に、紙の箱を3つ置いた。

 今現在部室内にいるのは、
 子津、牛尾先輩、虎鉄先輩、兎丸、司馬、猿野、犬飼、猪里先輩、鹿目先輩、それから(私)の10人。
 あぁ、確かに殆ど帰っちゃってるよー…。
 でもちゃっかり(多少欠けてはいるが)部内の人気どころが残ってるのはなぜ?

 ちなみに何で殆どの人が帰っちゃってるくらいの時間に来たかといいますと、私も仕事があったんですよ。
 マネージャーも楽じゃない。
 他のマネも手伝ってくれたとはいえ、この大人数のユニフォーム洗いきるのは時間がかかっちまったのです。

「とりあえず差し入れって普通部活の途中で持ってこないか?」
「はーいソコ、細かいことは気にしなーい。シュークリーム嫌いな人いないよね?」
「そういう事は事前に確認してから持ってくるのだ」
「ふふふ、何かいいまして?
「…何でもないのだ」
 私の黒オーラ、どうやら鹿目先輩まで超えるようです。(いや、惚れた弱みってのもあると思うんですが by.幻作)

「さ、皆食べよー!!」
君、本来部室は飲食禁止なのだが」
「牛尾先輩、固いことは言わなーい。汚さなきゃいいんでしょう?大体猿野だってロッカーに煮豆たっぷり入れてたじゃないですか」
「猿野君?」
「あ、あはははは…それよりシュークリーム!!食べましょう!!!」
 慌てる猿野、オーラ漂わせるキャプ。
 私はそれらを無視して箱を一つ開けた。

「小っちゃいのをたくさん作ったの。どんどん食べてね」
さんが作ったっすか!?」
 ようやく復活したのか、驚く子津。
「うん。ちょっと大変だったかも」
 箱に入ってるプチシュークリーム。
 大変だったけど、食べてもらえるなら作るのも苦にならなかったなー。
 …てか、なぜに表情を強張らせる、野球部メンバー。
 背景に落ちましたぞ。

「わーい!!僕お菓子好きだからいっぱい食べるね!!」
「(させるKa!)俺も甘いものは好きだZe!」
「(の手作り!!)とりあえずよこせ」
「なにぃ!コーヒー犬のくせに!!」

「まぁまぁ。いっぱいあるんだからさ、順番に取っていってよ」
 火花飛ばしてる人たちを宥め、私は箱を差し出す。

「ちっ…仕方ねーな、今回はさんに免じて許してやるよ」
「とか言いつつ、実は食い意地が張ってるだけだろ(ぷっ)」
「ぬにぃ!!?」
「はいはーい、取ってね。それともいらないの?」
「「いります。」」
 見事に声が揃う犬飼&猿野。
 仲がいいんだか悪いんだか…。

「まだ食べないでねー、皆一斉に食べるから。はい皆取って取ってー」
「何で一斉?」
「秘密v」



そして全員が取り終わり。
私は皆を見渡して。

「はーい、今からルールを説明しまーす♪」
「はぁ?」
「ルールっすか?」
「??」
 困惑する皆。
 ふふふ、楽しくなりそうだわ…!!

「実はこのシュークリーム、5個に1個がカラシ入りでーす」
「え…」
「ってことはそれって…」
「はい、俗に言うロシアンルーレットですv」
(((((((((やっぱりか……!!!)))))))))

「あ、ちなみに数が多いから第3回戦まで行いますんで!!」
「そんなの誰がやるか!!帰るのだ!!」
 鹿目先輩がそう言ってカバンを持ち上げた直後、にやりと笑う野球部一同。
「おつかれ、鹿目君。僕らは君の手作りシュークリームを食べていくよ」
「当たれば大丈夫っちゃ」
「(!!)…し、仕方が無いのだ。どうせタダだし食べていくのだ」
「HAHA〜N★随分切り替えが早いことで、先輩。
「う、うるさいのだっ!!!」
 カミソリの構えをとる鹿目先輩。
 私はすかさず先輩の背筋を人差し指でなぞる。
「(ぞわっ)ううううわぁ!!!?何するのだッ!!!」
「ストップ掛けただけですよ。説明をきちんと聞けv
「(ちっ)…分かったのだ」

先輩もおとなしくなったので、私は説明を再開した。
「圧倒的に人数が少ないので、私も参加しまーす。じゃ、私が「せーの」って言ったら全員一斉に食べましょう!誰が辛さに涙を滲ませるか見ものですね!!」
(((((((((鬼・・・…!!)))))))))
 ん?今何か聞こえたような?
 …気のせいね。

「いきますよ!!せーのッ」
『ぱくっ』
 一斉にシュークリームを頬張る部室内の全員。
 プチサイズなので一口で丸ごといける。

・・・。
 ・・・・・・。

「あ、私セーフ。」
 ちょっと身構えちゃったよ。
 自分で作っといて何だけど、あれは…強烈だと思うよ、うん。
 そう思った刹那、

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!!」
「ぐっ…!!!」

 声にならない悲鳴と、押し殺した声。

「あ、その様子だとハズレはその2人?」
 よろけてそのままロッカーに衝突する虎鉄先輩その場にうずくまる牛尾先輩。

「僕当たりー!!ちゃんお菓子作るのうまいね!!」
「わーい兎丸君ありがとう!!」
「僕も当たりっす」
「俺も当たりだ!うめぇ!!!やっぱり俺の日頃の行いの良さが如実に…」
「取り敢えずお前より主将の素行が悪いとは思えんな」
「何ぃ!!?」
「僕も当たりなのだ」
「うまいっちゃね〜」
「ありがとうございます猪里先輩っv」
 私はにっこり笑って御礼を言う。
 わーい、大好評!!
 嬉しい!!

 そして私は未だ固まっているハズレ2人組の方に近付く。
 …やっぱキツかったか。

「牛尾先輩、虎鉄先輩、大丈夫ですか?」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
 うわ、沈黙!!

「…虎鉄?そんなに辛かったと?」
「辛いなんてモンじゃねぇYo…(泣)」
「あ、あやうく意識が…」
 ガタガタと震える2名。
 涙が滲んでます。
(((((((どんなハズレだ・・・!!!)))))))

「…って、あれ?司馬君は?」
「そういえばハズレなのか当たりなのかまだ聞いてない・・・」
「さっきから存在すら見当たらないような…」
「あ、いたっす!」
 部室の隅っこを指差す子津。
 一同見てみると、

「・・・・・・・・・・・・・・・っ」
 肩を震わせながら壁に向かって体育座りしている司馬君の姿が。
 …よもや。

「司馬君ハズレ!!?」
「・・・」
 こくり、と一度だけ頷く司馬君。
「5個に1個じゃなかったの?」
 兎丸に聞かれ、私は顎に人差し指を当てて考える。
 ちなみに1箱に丁度10個なので当たるのは単純計算して2人になる。
「むー…、箱詰めは適当だったから一つの箱に3つ入っててもおかしくないかも…。全体の数からすると5個に1個で合ってるんだけどね」
 私は急いで司馬君に駆け寄る。
「まさか司馬君に当たるとは…。ごめんねっ!!」
 私は司馬君の背に抱きつく。
「!!!」
 途端、彼の体が強張る。
 …嫌だったのかな。
 私は早々に離れて再び謝った。
 …何だか後ろから殺気が…?

「何で司馬だけそんなに扱いが違うのだ!!?」
「そうだ!俺様にも抱きつけ!!」
「いーのぉ?凪ちゃんにチクるよ?」
 にやりと笑って私が言うと、猿野は黙ってしまった。
 浮気性だなー、この男は。

「じゃあ俺はいいよNa!!」
 浮気性、ここにもご健在。
「虎鉄先輩も凪ちゃん好きなんじゃなかったんですか?」
「俺は一筋だZe!!」
「またまたー。さ、第2回戦いきますよ?」
(本気なのに…。)by,虎鉄。

「司馬君大丈夫?2回戦始めるけど…」
「…(こくん)」
 振り返った司馬君の頬に涙の後。(そんなに辛かったんか)
 あぁ、癒し系がハズレに当たるのはかなりかわいそう…。
 次は当たりませんように!!(それでも続けるあたりが鬼)

「さぁ、第2回戦!!皆取ってー!!」
 2つ目の箱を開けて皆に配り始める。



「よし、皆取ったね?いくよ!!せーのッ!!!」
『ぱくん』

 ・・・・・・・・・・・。

「あ、私またセーフ!ラッキー♪」
 そのセリフに被るようにして、

「辛ァ――――!!!」
「何なのだこれはー!!!!!」
 約2名、悶絶絶叫。
 私は取り敢えず他にもハズレの人がいないか見回して(さっきは静かにハズレてた人がいたし)、この2名だけであることを素早く確認する。

 ちなみにその2名、猪里先輩と鹿目先輩。

「ああぁまたもや癒し系にハズレー!!?」
 私は2人の方に駆け寄る。

「…もしかして癒し系だと抱きつかれるのかな?」
「わーん!!じゃあ僕ハズレればよかったー!!!」
 主将の推測に叫ぶ兎丸。
「(それって自分が癒し系だと言っているんすか?)でもあの姿を見たらちょっと…。尋常じゃなさそうっすよ?」
「でもちゃんに抱き疲れるほうがいいもんね!」
「(それは俺も思うGa)あの辛さに耐えられるならNa…。」
「……(こくこく)」
 はふぅ、と溜息をつく約3名。

 …ん?なんか今溜息が聞こえたような?
 気のせい?
 …まいっか。

「猪里先輩、鹿目先輩!!大丈夫ですか!!?」
「心配するくらいなら最初から作るななのだ!!!」
 鹿目先輩、涙目で言われても迫力無いです。
…これは何ね…?クリームにカラシが混ざっとうどころか中身全部カラシ……!!!
 ボタボタ涙を流しながら座り込んでいる猪里先輩。
(((((中身全部…!!?)))))by.ハズレが当たってない人達

「いやぁ、クリームに混ぜてもマズくて食べられないかと思いまして」
「カラシだけというのも食べられない部類に入ると思うのは僕の気のせいなのだ?」
「あはは、すいませーん」
「も…もうだめばい………」
 どさりと仰向けに倒れ込む猪里先輩。
 あぁっ!!遂にノックアウト!!?
 白目向いてるよ!!!

「先輩…起きて!目を開けて!!」
 私は猪里先輩を抱き起こす。
「先輩!先輩――――――――――――――――――ッッ!!!!!
 猪里先輩の上半身を抱き締めた。

「変な芝居やってないでとっとと3回戦を始めて全部終わらすのだ。」
『ズゴッ』
「痛っ!!」
 突如後ろから鹿目先輩にチョップ食らわされました。
 くそう…楽しかったのに。(をい)

「でも猪里先輩が起きないと…」
「…もう起きとうけん始めてもよかよ」
「Σ起きてたんですか!!!」
「たった今。というか耳元であげん大声出されれば誰だって気付くと思うばい」
「あぁー…ですね。」
「…。」
「何?犬飼」
「いつまで先輩に抱きついてるつもりだ?」
「あ。」
 さっきのままだったっけ。
「ごめんなさいね〜」
 私は腕を解き、猪里先輩を解放する。
「(余計な事を…)3回戦はハズレが1人っちゃね?」
「え?(計算中)あ、そうなりますね」
 1箱10個入り → 箱は3つ → 全部で30個 → ハズレは全体の5分の1 → ハズレは全部で6個。
 第1回戦で3人、2回戦で2人だから残りのハズレは1個になるよね。

「よっし、次も当たりを食うぞー!!」
 張り切ってる猿野。
 そういう奴こそハズレるんだぞー?

「はーい、第3回戦を始めるよ!!皆取ってー!!」
 私は最後の箱を開けて配る。



「さぁ、やって参りました最終決戦!!最後に泣きを見るのは一体誰なのか!」
(((((((((最早泣きというより命すら危ういような…。)))))))))
「いくよ!!せーのっ!!!」
『ぱくっ』

「あ、僕当たりぃ!!全部当たっちゃった〜♪」
「僕も全部!運がよかったっすよ」
「……(ほっ)」
「HAHA〜N★俺も当たりだZe!!」
「…とりあえずセーフだ…」
「俺も大丈夫っちゃ」
「今回は大丈夫だったのだ…」
「僕もだよ。猿野君は?」
「俺も当たりっしたよ、キャプテン。ハズレなんて本当にあったのか?おい!!」
「・・・・・・・・・・」
「…?」


「いやああぁ辛―――――ッッッ!!!!!」
「「「「「「「「「!!!」」」」」」」」」


 辛い辛い辛いーッ!!!
 ツンとくるどころか鼻がちぎれるううぅ!!!
 ああぁ胃がジリジリ焼け付くっ!
 涙が止まらない……っ!!!

 私はうつぶせに倒れてむせた。
「ゲホッ…エホッ、うああああぁぁぁーん!!!
「大丈夫かい君!!」
「大丈夫じゃないです……(泣)」
「大変だ、今すぐ保健室に…」
「俺もついてく」
「あ、じゃあ僕も!」
「俺も!!」
「…!!」
「いらん。ほっといてください」
 なぜか身の危険を覚えた私は、とりあえず断った。
 ああぁああ、また鼻にきた―――!!!

 その後私はしばらくつっぷしたままだった。



 日が完璧に沈んだ頃。
 まぁ、元々食べ始めたのがわりと遅い時刻だったから仕方が無いのだけど。
 私達はようやく帰り始めた。
 私が復活するまで皆律儀にも待っててくれた。

「もう遅いね。僕が送っていくよ!!」
「くぉらスバガキ!!抜け駆けしてんじゃねー!!さんは俺が送る!!!」
「とりあえずお前は帰る方向が逆だろーが。俺が送る」
「てんめェ…今すぐ葬るッ!!
 どこから取り出したのか、バズーカで犬飼を攻撃する猿野。
 ちなみに犬飼はロケットランチャーで応戦している。
 あーあー、あんまし破壊すんなよ…。

「2人で星を見ながら帰ろうZe☆」
「あの、僕と帰らないっすか?」
「送迎車があるんだ。行こう」
「何言ってるのだ。は僕と帰るのだ」
、俺と帰るっちゃよ」
「……(きゅっ)」
 怒涛のごとく誘ってくる皆と、私の制服の袖を軽く握る司馬君。
 どうしようかなぁ…。
 さすがに1人で帰るのも怖いし…。

「…じゃ、近所迷惑にならない人、送って!!徒歩ね!!」
 車で送ってもらうなんて悪いしね。

「じゃ、俺だな!!」
「嘘付け、俺だろ」
「どう考えたって俺Da!!」
「2人とも落ち着いて!」
「俺が行くっちゃ」
「僕が行くのだ!!」
「……!!」
「ははは、僕が行くよ(送迎車キャンセル)」
「何言ってるの?僕でしょ僕。」

 ・・・・・・・・・・。

 乱闘始めた彼ら。
 私は思わず溜息をついた。

「じゃ…全員ついてきて……。」
 仕方なくそう呟く私だった。



「星が綺麗〜」
ちゃん程じゃないよ!」
「またそんなぁ」
 兎丸の背をバシンと叩く。
 痛そうにその部分をさする兎丸。
(本当なのに…)

「どうでもいいが、次回からはハズレなしの差し入れにしてくれ」
「あー」
 私は犬飼の言葉に苦笑する。
「そうするわ。」
 まだ喉が痛いしね。
 他のハズレた人達もそうなのだろうか。

「…あれ?ってことは次回があってもいいってこと?」
「・・・・・まぁ別に…あっても、いいかと」
 ぼそぼそと言う犬飼。
 私はくすっと笑って次の差し入れを考え始めた。
 ……と。

「ウラァ犬!!何勝手にイチャついてるんだ!!殺―すッ」
「イ、イチャついてなんか!!」
『ドスゥッ!!』
 騒ぎ始めた2人にエルボーを食らわし、黙らせる。
「静かにねー。近所迷惑になるから。」
「「はい…。」」

 次も…やっぱりお菓子かな。
 カラシは入れないつもりだけどね。





〜fin〜




<アトガキ。>

いやぁ、長くなっちまいましたなぁ、お題第3弾。
3回戦までやったのが悪かったか…?

実はこの話、牛尾先輩ドリだったんですよね。
牛尾先輩にハズレがいっちゃって、他の人は心配じゃないけど牛尾先輩の時だけ焦るドリ主とか。
…構想の結果、ベタ過ぎるので却下。(今のままでもベタだろ)

あ、ちなみに最初はロシアンルーレットじゃなくシュークリームでパイ投げする予定だったんですよ!!
で、潔癖症のキャプに命中して恐ろしいことに・・・・・てな感じに。
でも投げ合いができる程数作ってないだろうしなー…てことで泣く泣く却下。
はぁ…やってみたかったのに。

それにしても登場キャラが多かった。
私、大人数書くことに慣れてないんで、誰が何回喋ったか記録するんですよ。
じゃないと誰がいるのか分からなくなる上1回も喋らん人が続出する恐れ大・・・!!!
記録しても喋らすのが難しい人&人数が多すぎる場合は中々喋ってくれません。
てことで人数を減らしに減らして(ドリ主含め)10人。
これでさえ苦労した…!!(てめぇの力量が足らんせいだろよ)
でも多人数楽しいです。また書きたいなと思ったり。

2004.7.28