には、目の前の光景がとにかく信じられなかった。
自分は本来ここにいるはずではない。ではない、のに
なぜここに居るのだろうか。
そもそもここはどこなのだろうか。
ぐるりと周囲を見回す。
そこに広がるのは、どこを見ても鏡。鏡。鏡。鏡だらけ。
小さな倉庫くらいの広さの、出口がない狭い部屋に、右の壁にも左の壁にも後ろにも前にも上にも下にも、タイルのように鏡が敷き詰められていた。
確か自分は学校から帰る途中に近道をしようとして、普段は通らない道を通って、それから。
それから?
不意に記憶が中途半端に途切れている事に気がついて、余計に不安になる。
なぜ、いつ、どこからどうやって、ここに来たのか。
には皆目見当もつかなかった。
一種異様なこの部屋と、把握できないこの状況に、僅かな眩暈を覚える。
…とりあえずここから出なければ話は進むまい。
は再び周囲を見回して、……出口は、なかった。
あるのは鏡。
鏡。
鏡、だけ。
座り込んで頭を抱えてしまいそうになった――その時、
「こっち」
どこからか、声が聞こえた。
ロ
ス
ト・メ
モ
リ
声のした方を見て、ぎょっとした。
鏡の中に自分以外の人物の姿が映り込んでいたからだ。
しかも、それは見た事のある人物だった。
否、人物…というか。
妖怪というべきか。
「……スマイル?」
葬式にでも出るような真っ黒な式服を着ているが、鏡に映っているのは彼に間違いなかった。
Deuilとはポップンパーティーで知り合って、最近は友人としてオフでも付き合いがある。
は彼の姿を見て安心して、近付こうと一歩を踏み出した。…が、
その異様な光景に踏みとどまる。
スマイルが映っている鏡は1枚だけ。他の鏡には一片すら映っていない。
そしてこの部屋には以外誰も居ない。鏡に自分以外が映るはずが無い。
だがしかし、鏡には自分と一緒にもう一人写っている。
いかに彼が透明人間であろうと、1枚だけの鏡に映ることは不可能のはずだ。
「こっち、早く、こっち」
手招きをするスマイルからは、どこか人形のような無機質さが感じ取れる。
黒い服を着たスマイルが、動くマネキン人形の如くカクンカクンとを呼び寄せる。
言いようの無い胸騒ぎと疑問を感じながら、一歩後ずさる。
スマイルの形をした、お前は、何だと。
頭の中で、警報が、鳴る。
狭い部屋の中のこと、後ずさればすぐに背中に壁が当たった。
壁といっても鏡。向こう側の鏡に居るスマイルがこちらにも居る気がして、は思わず壁から背を離した。
しかし、その瞬間。
ずるり、ずる、ずるり。
背中に当たっていたその鏡から、突然透明で細長い何かが何本も出てきて、の体を引っ張った。
スマイルの手、いや違う。もっとロープのような、分からない、何か。
声なき声を上げて助けを求めるが、抗いも無駄となる程の力でずるずると引きずられて再び背に鏡がつく。
すると、鏡は湖面のように波打ち、を飲み込み始めた。
ずぶずぶと鏡に飲み込まれるその様子は、まるで沼に沈む鉛。
「あぁ…あぁ」
スマイルが残念そうな声を出して、目を閉じる。
沈むは鏡の中で溺れたように手足をじたばたさせていたが……やがて、体が全て飲み込まれた。
意識が次第に遠のいていった。
***
目を覚ますと、そこはどこかの城のバルコニーのようだった。
幾度か訪れた事のあるユーリの城ではない。明らかに様相が違った。
鏡のある部屋はどうなったのだろうか。
自分を引っ張ったあの物体は何だったのだろうか。
鏡に飲み込まれて、なぜ自分は気付けばこんな場所にいるのだろうか。
疑問だけが蓄積される。
横たえていた体をのろのろと起こし、立ち上がる。
バルコニーは地上から大分高い位置にあるようで、見える景色は草原と夕焼け空。
手摺りに体重を預け、景色を凝視する。
ここはどこだ。
その景色が見た事の無いものだと判断する前に、カツリ、靴音が響いた。それは自分以外のもの。
びくりと身を竦ませ振り返れば、そこには見覚えの無い男が立っていた。
舞踏会にでも出るような、漆黒の正装。
シルクハットを被った男は、靴音を立ててに近付く。
死人に似た、虚ろな目をして。
この城の住人か。
それとも来訪者か。
どこか焦点の合わないその男に不安を覚え、反射的に遠ざかろうとしたは、しかし逃げ場がない事に気がついた。
背後には手摺り、前に男。
すぐに近距離まで近付いた男は、に手を伸ばした。
「あ、あの。勝手に入ってきてすいません。事情を聞い――」
言い終える前に、男が伸ばした手によっての言葉は遮られる。
男の手は、の首を確実に捕らえて気道を塞いだ。
白く薄い手袋越しに、男の骨ばった手の感触が伝わる。
の首を両手で掴んだ男は、容赦なくその手に力を込めた。
そんな事をされる覚えどころか男に見覚えすらないは、何事かとパニックに陥る。
首を絞められる苦しみの中、男の腕を叩き、引っ張り、殴ったが、
確かに手応えはあるものの、男は眉一つ動かさない。
木を殴っているように、反応が無い。
それどころか、男はその細腕に不釣合いな程の力を込めた。
そんなに力を入れているというのに、筋肉の振動すらない。まるで機械が何かを絞っているようだ。
「こんなに、こんなに…」
喉が潰れそうになって、目に涙を溜めた頃、男は呟いた。
「こんなに愛しているのに、リディチカ…」
知らない女の名だった。
それでも男はへ、虚ろな、しかし愛しい者を見るような目を向けた。
――狂って、いる。
瞬間、男に対して思ったのはそれだけだった。
体の力が抜けて、目の前が霞んで、そこで初めて感じるのは生への執着。
今自分の死を認める事は、あまりに納得が行かなかった。理不尽だった。
何とか男の手から抜け出そうと、再び抵抗を始めようとした――その時。
「」
聞き覚えのある声に呼ばれ、同時に男の力が急激に緩む。
誰の、声。
肺に空気が通るようになって大きく呼吸をすれば、途端に咳き込んだ。
立っていられず座り込むと、
「」
もう一度呼ばれた。
のろのろと顔を上げる。
目の前には先程まで首を絞めていた男。その後ろに、を呼んだ声の主が立っていた。
「―――、」
ユーリ、と呼ぼうとして出来なかった。
はまだ咳き込んでいた。
こぼれた涙がぱたぱたと床に広がる。
を呼んだのは、知り合いのユーリだった。
ユーリは男の肩を掴み、を見下ろしている。
肩をつかまれた男は石の様に動かなくなっていた。
何かの魔法をかけたのだろうか。
「」
再び呼んで、ユーリは男の肩から手を放し踵を返す。
ごろん。
ユーリが手を放した途端、何の抵抗も無く微動だにせず床に倒れた男は、まるで支えを失った人形。
倒れた後も、全く動かない。
踵を返したユーリは、バルコニーの入り口である城の大窓に近付いた。
その一つを大きく開き、を見る。
この中へ入れ、と、視線が語る。
は酸素の戻った頭で、少し考えながらその様子を見ていた。
一般市民であろう男を行動不能にし(その方法は分からないが)、自分の名前だけを口にし、こちらを導こうとするユーリ。
あまりにも、不審な点が多すぎた。
ユーリは種族柄魔法等が得意だが、余程の事がない限り一般市民に行動不能になる程手は出さない。
そして知人に会えば挨拶くらいはする。名前を呼ぶだけ、というのはまずありえない。
それから………、
動きが、先ほどのスマイルに似て人形のようだった。
このユーリに従ってはならない気がして、は何とか別の逃げ道を考える。
首を絞められた事もあり、このユーリへの恐怖もあり、ここには居たくなかった。
ユーリが開いた大窓から一番離れた窓を開けて、城の中に飛び込む。
男からも、ユーリからも、逃げなければ。
窓を閉める直前、
「……」
ユーリの残念そうな声が、聞こえた。
ばたん。
窓を閉めた。
…否、『閉まった』。
自分で閉める前に、勢い良く窓が閉まった。
一切触れていないのに、だ。
目の前で起こったそれに驚いている間もなく、見覚えのある細長いものが窓から何本も伸びてくる。
それは鏡に飲み込まれる時に見た、鏡から出てきたものと同じだった。
ガラスから生えるように、透明なそれらは再びの体を絡め取って窓へ引き寄せる。
は足で突っ張って何とか近づかないように頑張ったが、やはり無駄だった。
が窓に触れた瞬間、窓は水の様に波打ち、を飲み込んでいった。
顔が飲み込まれるその直前、「助けて」と大声で叫んだが、それは廊下に寂しく響くだけだった。
***
目を開く。
意識が途切れたのは、今日で何度目になるだろうか。
めちゃくちゃな事が立て続けに起きた所為で、最早訳が分からなくなっていた。
スマイルもユーリも、どこかおかしかった。
どちらも自分の勘でしかなかったが、感じ取れるもの全てが不自然で怖かった。
知り合いが二人も続けておかしかったとなると、もう誰も信じられそうになかった。
知人どころか知らない人まで狂っていたのだ。
これから会う者全員を疑いたくなるのも自然と言えた。
ここは森の中のようだった。
は草の生えた地面に仰向けに倒れていた。
また知らない間に別の場所に来てしまったらしい。
ゆっくりと体を起こして、立ち上がると、鬱蒼と生い茂る木々が目に入る。
森…しかもこれは随分奥だろう。
深そうな森だった。
当然出口など分かるはずもなく、しかし当てずっぽうに歩くのも嫌で。
は、思わず立ち尽くしてしまった。
どの方向へ行こうか、迷う。
……そうしていると、
「っ!?」
唐突に、茂みの中から飛び出した何かに手を取られ、つんのめる。
そればかりか手を取ったまま素早く移動しだしたそれは、どうやら人型をしているらしかった。
混乱しつつも、手を引かれるままに走る。
走りながら自分の手を引くその人物をよく見ると……それは良く知っている人物だった。
「アッシュ…!」
長身に緑の髪、褐色の肌。間違いなかった。
しかしそれが分かると同時に、焦燥感が背筋を駆け上がる。
知り合いだって、信用してはならない状況だ。
はアッシュの手を振り払おうと大きく手を振った。
が、アッシュはますます強く手を握ってきて、の手を放そうとしなかった。
足でブレーキをかけようにも、走る速さがあまりに速く、足がもつれるだけだった。転びそうになるだけで却って危険だ。
「放して…放してよ!!」
どこに連れて行かれるのかも分からず、不安だけが募る。
普段優しいアッシュが、無言で強引に自分を連れてゆく。
疑問に思うよりまず、今までの事を考えて怖くなった。
「放してっ!!」
涙声で懇願するが、アッシュは振り向きもしなかった。
何をされるのだろう。どこに行くのだろう。何が起こるのだろう。
は怖くて尋ねられなかった。
それから随分走って、の息はすっかり上がった。
アッシュは全く息切れしていなかった。
突然アッシュがぴたりと足を止めて、もたたらを踏みながら何とか止まる。
は息を整えながら周囲を見回した。
鬱蒼と生えていた木々はそこでぷっつりと途切れ、正面には大きな湖が広がっていた。
緑色の透明な湖は、さざ波すら立てず静かに輝いている。
アッシュはそこではじめて手を放して、と向き合った。
そしてぜいぜいと息を切らしているをじっと見つめる。
長い前髪で見えないが、その瞳はきっと無感情だ。
多少息が整って、はアッシュから逃げようとじりじり後退し始めた。
何をしてくるか分からない為、アッシュから少しも目を逸らさずに。
そうして2メートルは離れただろうその時。
アッシュが突如素早くの手を掴んで、引き寄せた。
あっという間の出来事で、抵抗する暇もなかった。
がアッシュの胸に額を衝突させるが早いか、アッシュはを両腕で抱きしめて、
強く強く抱きしめて、
どぼん。
二人まとめて、湖に飛び込んだ。
アッシュに体を拘束されているは、水面に戻ろうとしても叶わない。
なぜか浮かび上がらず沈む一方の二人は、透明度が高いのに底の見えない湖をどんどん沈んでいった。
銀色の空気がの口からごぼごぼと吐き出されたが、アッシュからは全く吐き出されなかった。
は元々息が上がっていたせいですぐに苦しくなって、何とかアッシュの拘束を解こうと胸をどんどんと叩く。
しかし、の首を締めたあの男と同様に、びくともしなかった。
酸素を求める肺が無意識に動いて、空気の代わりに水を多量に吸い込んでしまう。
…徐々に薄れゆく意識の中で、はアッシュに身を預け目を閉じた。
***
「……ん…」
うっすらと、瞼を開く。
ここは、どこだ。
「おや、目を覚ましたようですね」
誰かの声が聞こえて、一気に覚醒する。
がばりと体を起こすと、真正面に声の主が居た。
見覚えがある気がしてその人物――黒髪で、左右の瞳の色が違う男だ――を凝視する。
――と、
「!!無事でよかったッス!」
「やっと成功したんだね!」
「…あまり心配をかけるな…」
背後からいくつもの声が聞こえて振り返る。
そこには先程見た姿が揃っていた。
「アッシュ、スマイル、ユーリ…」
一瞬身構えたが、先刻会った時とは違って、この3人はちゃんと『生きて』いるようだった。
それを見ては心底ほっとした。
そこで初めて周囲を見回すと、自分を挟むようにそびえ立つ巨大な本棚が目に付いた。
その本棚に平行になるように、左右にもずらりと本棚が並んでいる。
……そうか、ここは、
「図書館……」
全てを思い出した。
学校から帰る途中に近道をしようとして、普段は通らない道を通って、自分は図書館を見つけたのだ。
聞いた事のない名前の図書館で、とても興味を引かれた。
当然県立でも市立でもなく、それでも随分広いようだった。
その不思議な図書館で目の前のオッドアイの男――確かミシェルと名乗っていた。この図書館を管理しているらしい――と出会って幾らか話をして、本を見に彼から離れた。
そして気になる本を見つけて開いた瞬間、意識が遠のいたのだ。
それから鏡の部屋で目を覚ました。…いや、それは夢だったのだろうか。
今までの事は、全て夢だったのだろうか。今までずっと自分は眠っていたのだろうか。
変なユーリ達に会った事も、首を締められた事も、湖に落ちた事も。
そういえば服が全く濡れていない。
…しかし、夢と一括りにしてしまうには、あまりにリアルすぎる。
「大変な事になる所でした」
視線を正面に戻すと、言葉のわりに微笑を浮かべているミシェルが居た。
は意味を汲み取れずに首を傾げる。
「貴女はこの本に『記憶』を問われたまま、閉じ込められてしまう所だったんですよ」
しゃがんでいるミシェルは、ハードカバーの大きな本(が意識を失う前に開いた本だ)をひょいと持ち上げて見せた。
「記憶を、問う?」
「ええ。…ここを見て下さい」
ぱらぱらと本のページを捲って、その中ほどを開いてに見せる。
ページが何枚も破れて無くなっていた。
「遥か昔、このページは失われました。そしてこの本が『古の本』と呼ばれるようになる程の年月が経ち、この本は魔力を持ちました」
ぱたんと本を閉じて、ミシェルはの瞳を真っ直ぐに見た。
「自分が失ったページ…記憶を求めて、本は貴女を自分の中に取り込んだのです。偶然本を開いた貴女が、記憶を知っているのではないかと問う為に」
「問うって…私が鏡の部屋や城のバルコニーに行ったのはそのせい?夢じゃなかったんだ?」
「その通り。破れたページの前のシーンから貴女に主人公を演じさせて、失われたページの内容を思い出したかったのでしょう」
はその言葉で例の男を思い出す。
自分の首を締めてきたあの男が、「リディチカ」という知らない女の名を自分に向けて呟いていたのは、自分が「リディチカ」という女の役を演じさせられていたからだったのか。
「しかし貴女は内容を知らない…。答えられるはずもない。だから答えられるまで無限ループで主人公を演じさせられる所だったんですよ」
死ぬまでね、と付け加えられると、は最早何も返せなかった。
「そこに偶然通りかかった僕らが、を助ける手伝いをする事になったんだよね」
正面に回りこんできたスマイルが、膝をついての右腕を抱きしめる。
「そッス。俺達がミシェルさんの力で本の中に入って、を本の出口に連れて行こうとしたッス」
「しかし私やスマイルはに逃げられてしまったな」
「…え、あれって助けようとしてくれてたの?」
「そうだ」
つまり鏡の部屋で素直にスマイルに従っていれば、バルコニーでユーリが開いた窓に入っていれば、さっさとあの悪夢を終えられたのだ。
衝撃の事実にの口がぱかりと開いて塞がらない。
「…ふふふ、どうやら半端な生命感が彼女を怖がらせていたようです」
目を細めて笑うミシェルに、全員が視線を注いだ。
「助ける為とはいえ体を丸ごと本の中に投入してしまうのは危険ですから、彼らの“心の欠片”に助けに行ってもらったんです。動きが変だったり、言葉が単純だったりしたでしょう?欠片だけでは複雑な動きなんて出来ませんからね」
「そう…だったんだ……」
全ては自分の邪推だった。
それを知って、は「あぁ…」と脱力した。
「ごめん、私皆の事全然信じてなかったんだね」
「いや、仕方が無いだろう。あれでは確かに不信だ」
「僕なんて本の魔力で服変えられちゃってて不気味だったかもー」
「俺も最終的には強攻策に出たッスからね」
「「「「・・・・・・・」」」」
数秒の間を置いて、
「あははは!」
「ヒヒヒ!」
「とにかく良かったッスよね!」
「そうだな」
顔を見合わせて笑う4人が居た。
それを見て楽しそうに笑んだミシェルは、本を持って立ち上がった。
「この本は、奥の書庫に仕舞っておきます。どうぞごゆっくり本を見ていって下さいね」
「その本、ずっと仕舞われたままになるの?」
が尋ねるとミシェルは「いいえ」と優しい声を返した。
「本の記憶を知っている方がいらっしゃれば、その時その方に出すつもりですよ」
『古の本』を持ったミシェルは踵を返し、書庫の方へ足を踏み出した。
そして一度振り返り、
「あぁ、そうだ。また何かあったら、呼んで下さいね」
笑顔で告げた。
「ええ、とりあえず古そうな本は片っ端から貴方に中身を聞く気だからよろしくね」
はミシェルに笑顔で返した。
とても晴れた笑みだった。
〜fin〜
<アトガキ。>
よし、(今までに比べれば)中々早い時期に仕上がりました。
ちゃんのリクエストで「ミシェルとDeuilの絡みが見られる物」。
……あれ?絡み?無くないですか??;(馬鹿ああぁ!!)
とりあえずミシェルと妖怪3人組が出てくる話を、と物凄く考えたんです(滝汗)
人物指定だけだった上に「妄想しまくってください」と言われたので果てしなく妄想しまくった産物が出来上がりました。ええ。
とりあえずすぐに話が思い浮かんだんで、必死に形にしようと思ったんですよ。
…自分だけが楽しんでてすいません orz
そもそも最初は「アリスっぽい話に出来ないかなー」とか思ってたんです。
スマがチシャ猫、ユーリがウサギな感じで。(アッシュだけイメージ固定せず;)
でもそれだと随分話が長くなりそうだったので、却下。(ちくしょー)
他のポップン夢サイト様をあまり見なくなったので良く分からないのですが、私の中のミシェルさんはこんなイメージです。微妙に毒あり、しかし笑顔は天使。(ええぇ!)
ともあれ、書き手としては凄く楽しかったです。
「蓋を開ければ事実なんてこんなもんさぁ」な話は一度書いてみたかったんですよね。
…でも人物指定だけというのは中々苦労しました。きっと夢書きとしてのレベル上げを手伝って下さったんですねっち。
では、微妙なラインで難解な文章ですいませんが、こんなものでよければ受け取って下さい殿!
そして感想はどなたからでもOKなのでじゃんじゃか送って下さい。寧ろお願いします。(寂しがりや)
では、これにて失礼します!
2007.4.16